引きこもりニートの私がパイロットの彼と付き合った件

社会不適合の私にパイロットの彼氏ができました。

名古屋でのディナー編、幻滅

豊橋駅から新幹線で約30分、名古屋駅に到着。

いよいよ宮古島で出会ったパイロットが、私の地元へやってきた。

 

チケットは彼が手配してくれた。

しかもなぜかグリーン車。働く大人ってスゴイ。

 

まずは名古屋テレビ塔(今はMIRAI TOWERと言うらしい)に連れて行くことに。

最近テレビ塔周辺の街一帯がリニューアルして、栄ているらしかった。

 

リニューアルオープンしてから訪れるのは、初めてだった私。

想像以上に美しくて、地元民である私でさえ感動した。

 

一言で言うと、ロマンチックだった。

 

よく喋る印象の彼だったけど、この時ばかりは恐ろしく静かで

写真を撮ったりしながら、景色を楽しんでいるようだった。

 

ますますデートっぽくなってきた。

 

そんな雰囲気に慣れていなかった私は「まずい、どうにかしなければ…!」と

率直に、そう思った。笑

 

そこで私は安くて美味い大衆居酒屋を、ものすごい勢いでリサーチし始めた。

 

するとその時、私が過去にアルバイトとして応募し

面接で落とされたレストランが、目の前にあることに気がついた。

 

過去の失敗談兼笑い話として、彼にそれを伝えると

話の流れで、そのレストランに行くことに…!

 

結構オシャレなイタリアンレストランだったから

緊張してしまうし、別のところが良いんじゃないかと思ったけど…。

 

しかし私は、アルバイト応募してしまうほど

実は、イタリアンが大好きだった。

 

さらにワインが大好きで、特にイタリアンワインにハマっていた私は

緊張をいち早く解くため、赤ワインをデキャンタで注文した。

 

リニューアルした、名古屋テレビ塔を眺めながら

テラス席で赤ワインを嗜み、話題は彼の過去の恋愛話に。

 

すると同時に、レストランが閉店の時間を迎え

自然と2軒目へ行く流れに。

 

横断歩道を渡って反対側にある、これまたオシャレなレストラン。

 

f:id:ixxvii1996:20230518020404j:image

 

1軒目で、ものすごい勢いでワインを飲み干す私を見て

ワインに興味を持ち始めたようで、1杯目は2人してスパークリングワインで乾杯。

 

前菜に、生牡蠣の食べ比べを頼んでいたことから

次に、白ワインを注文。

 

すると彼は白ワインが到着するやいなや、一気飲みしだした。

「ちょっと、何してんの!?」私は初めて彼に、タメ口になった。

 

せっかくの美味しいワインを、味わわずに飲み干すなんて

私からすれば、言語道断!もってのほか!!

 

気がつくと私は、彼に対して敬語を使わず

思ったことはなんでも素直に、正直に発言できるようになっていた。

 

レストランはあっという間に閉店時間を迎え

彼は、帰りのタクシーを手配してくれた。

 

なんとなく、ここで帰ったらもう2度と

彼と会うことはない気がする。

 

そんな心残りがあった私は

勇気を持って、大胆な行動に出た。

 

続くー!