【番外編】引きこもりニートの軌跡Ⅱ
母は34歳で私を産み、父は当時43歳だった。
6つ上に兄がいて、一家の末っ子だった私は相当可愛がられ
甘やかされて育ってきた。
そんな私はこれまでの人生、誰かに牙を剥けられた経験があるはずもなく
心も身体も大いに傷ついた。
結果、私はどうしたか?
文字通り、逃避した。
こうして、引きこもりニート生活が始まった。
私が持っていた視野は狭く、生きていた世界は小さく
窮屈に感じていたが、それでも外に出るのは恐ろしかった。
そこでどハマりしたのが、ライトノベル。
日常的な要素をほどよく残しつつ、異世界観を味わえる。
しかも、コタツから。
なんて最高なんだ!!!
さて、ここからが本題。
パイロットとの再会(今思えば初デート?)の場所に選んだのは
それはなぜかというと、私の大好きなラノベ作品の舞台だったから。
あらすじは下記の通り。
メインヒロインは宇宙人を自称し、受信し辛い電波を発していた。
奇異の目にさらされ耐えかねた、通称「電波女」は高校を退学。
以来、引きこもりニートに。
当時の私は、自分と重ねずにはいられなかった。
宇宙に興味があったヒロインの真似をして、高性能な家庭用プラネタリウムを親に買ってもらったり
布団に巻き付いてみたり、宅配ピザを頼んでみたり(分かる人には分かる)。
それだけ私の人生に、大きな影響を与えた作品の舞台。
10年前からずっと、行ってみたかった場所。
あなたには10年ほど前からずっと、行ってみたいと思い続けた場所はありますか?
以上、番外編でした。
本編に続くー!